【こたえ】
1【解説】
次はレディネス調査、つまり学習の準備に関する調査です。レディネス調査をひとことで言うと「学ぶあなたの過去と今の状況」に関する調査です。
たとえば登山を例にレディネス調査を考えると「登山の経験(過去)」「そこで用いた道具(過去)」「これから登山にかけられる予算(今)」などがそれにあたります。ではどんな山に登りたいか、というとこれは欲求であり、状況ではないのでニーズ調査に関わります。
この考えを当てはめると、4はニーズ調査に当たるので、これはレディネス調査では不適切になります。
いちおうこれが正解なのですが、わたし自身は今までのコースデザインでこの2つを峻別したものを見たことはありません。調査する場合、どちらもいっしょに一枚の紙で行なっていました。ですので現実では両者の区別が教え手の心の中でついており、必要に応じて想起できればそれで十分だと考えます。
【解説】
『日本語教育のスタートライン』pp. 426