2020/01/27

047)平成30年度 試験I  問題5 問2 訂正法

【こたえ】
3

【解説】
 日本語クイズ系というか、常識系というか...。要は訂正させる問題を選択すればいいので、推論で正解を導くことが可能です。

 これは訂正法の問題なのですが、ちょっと大きいところから話を進めます。テスト(学力テスト)の分類にはいろいろありますが、一番大きいのは以下の3分類です。
①論文テスト(大学入試の小論文とか、卒業論文など)
②教師・学校レベルの客観テスト(個々の先生が作ったテストや学校の中間テストなど)
③標準化された客観テスト(県立高校の入試問題や大学入試センター試験など)
 客観的に学力が図れるか、妥当な内容かなどといったことから、それぞれの長短を考えてみると良いでしょう。

 で、②③の客観テストの形式はさらに
A. 再生法式
B. 再認法式
 に分かれます。両方とも「再」がついて区別がつきにくいのですが、客観テストはそもそも習ったことをテストの場で「再び思い起こす」のですから、コレは習ってないよ! 初めて見るよ! いや聞いてないっすよ! などということはないのが普通です。

 再生法式とは、頑張って勉強して覚えた内容を、そのまま思い出させる問題です。
例:問:関ヶ原の戦いは何年に起きたか、答えよ。 答:1600年
 上の問題は「単純再生法」にもとづく形式です。で、ほかに再生法として、今回の訂正法、序列法、自由完成法などがあります。

 次に再認法式とは覚えた内容をそのまま出すのではなく、選択肢から選ばせるというものです。二者択一とか、4つくらいから選ばせる多肢選択法とか、組み合わせをさせる方法などです。有名なのはクローズテスト (Cloze Test) で、一定の書き言葉(テキスト)から8-10語くらい置きに空欄を作り、そこに正しい(あるいは意味の通る適切な)語を入れる、というものです。

 ではこれらの知識を踏まえて残りの選択肢を見ていきましょう。
 1は上の解説通り、多肢選択法を用いた「再認法式」ですね。
 2は選ぶのではなく、指示を与えて変換させる「再生法式」です。
 そして4は並べ替えをする「再生方式」です。

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