2020/01/19

032)平成30年度 試験I  問題3-B(9)語種が共通していない対義語

【こたえ】
 3

【解説】
 語彙の種類、いわゆる語種の問題です。「たま、のみもの、おおきさ」など元々の日本語である和語、「球(きゅう)、飲料、規模」など漢字で音読みになる漢語、そして「ボール、ドリンク、スケール」などの外来語です(この3ペア、いずれも同じ概念を違う語種で表しているのがわかると思います。日本語は語彙数が多い言語なのです)。そして、これらを混ぜた「スポーツ飲料、輪ゴム」などの混種語があります。

 この知識をベースに問題を見ると、
 1の「プロ-アマ」はどちらも外来語の対義語ペア、
 2の「砂糖-醤油」はどちらも漢語ですが、そもそも対義語ではありません。「赤-白」「海-山」など、言語学では「対語(ついご)」と言いますが、状況的に対義語の様相を持つ語どうしのペアです。
 3が「頂上(漢語)と麗(ふもと)」で、これが漢語-和語のペアで正解となります。ちなみに対義語の種類ではこれは「ヒャクゼロ」で、山の「中腹」という中間地点があります。
 最後の4は、「水-油」で、和語どうし。これも対語で、互いに混ざり合わない、日常で頻繁に用いる液体どうしのペアというだけです。性格の違いが顕著である両者を水と油だ、とメタファー的に示すのはご存知の通りです。また「水」は温度を軸にした反意関係として「湯」を持ちます。
 

【参考】
日本語教育のミカタ』pp. 101-103

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