2020/01/19

034)平成30年度 試験I  問題3-C(11)足

【こたえ】
 3

【解説】
 ここからは言語表現の曖昧さを問う問題です。この問題は書き換えると
・選択肢の中から左右・数・部位などが特定されていない「足」はどれか
 となります。

 まず1はタコの足の説明ですが、8本あるので左右は示しようがなく、しかし数は8本、部位は胴体下部ですから、これは特定がなされています。
 次に2ですが、足を組んで座った場合、どちらが上かは明示されていませんが、数はヒトですから2本、部位は下肢全体であることは理解できます。やはり特定がなされています。
 ところが3は、怪我したのが左右どちらの足なのか、はたまた両足なのか、さらに足のどこを怪我したのかも特定されていませんので、曖昧ということになり、これが正解になります。
 最後の4は、足が「速度」を表しています。「目(視力)が良い」と同じ、場所で機能を示すメトニミーです。意味は言語を使うコミュニティの間で共有されているので、これは多義の問題であり、漠然性とは異なる話です。

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