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【解説】
正解の2は、もうそのままおぼえてください。(1)統語機能のところでやった「テレビ電話」がそうですが、他の例も新聞などで見つけてください。
残りについては、例外を探してみましょう。自分でノートを作って、考えたり見つけたりした時に書き入れるほうが、人の答えを見る⇒ふーん、よりはるかに記憶の定着が良いものです。
いちおう例示しますので、ご自身でもぜひどうぞ。
まず1、「親切(しんせつ)」「三角錐(さんかくすい)」など、確かに多いのですが、「解説(かいせつ)」「埼京線(さいきょうせん)」などは平板型です。
次に3は、この説明に当てはまる例は「あの蚊が」の「蚊」がそうですが、同音異義語の「あの課が」は頭高型になります(1拍の名詞はこのパターンのとき、尾高とは言いません)。「気がつく-木がつく」のキ、「葉が見える-歯が見える」のハなどもそうですから、この記述は適切ではありません。
最後は4ですが、3拍+1の「たすいち」とは、後続する助詞のような、1拍の語のことです。尾高型の単語は「たすいち」なしでは判別できないからです(たとえば「端-橋」の違いは後に"を"でもつけないと判別できません)。
これに気をつけて例を探すと、
・頭高型の3拍動詞・・・とおる かえす
・中高型の3拍動詞・・・なぐる はさむ
・平板型の3拍動詞・・・とまる さがす
などがありますが、尾高型はないので3種類ということになります。
【参考】
『日本語教育のスタートライン』 p. 207 の表を作りましょう