【こたえ】
3【解説】
カルチャーショックというのは脱専門語化 (de-terminalization)して、日常でも俗な使い方で使うようになりました。その使い方も詳細はともかく、この問題では常識として使えます。
1は逆で、ショックで精神的には下降状態、つまり気分が落ち込む抑鬱 (depression) の状態になるのでこれは間違いです。
2が正解です。この分野の基礎文献で包括的なまとめをしている平田(2014)ではカルチャーショックの身体症状として腰痛、微熱、全身の倦怠感などを列挙しています。
3ですが、インバウンドの国際化が進んでいる現在、自国で外国人とのインタラクションを経験することはますます多くなり、カルチャーショックを感じることは相当にあるはずですので、これも×です。
最後の4は明確な間違いで、カルチャーショックは持続的な心の状態とされ、次の問題に続くように、段階別に示されます。
【解説】
『日本語教育のスタートライン』pp. 377-381